第13回マイコン・インフィニット☆PRO-68Kの頒布物および展示物について
はじめに
X(Twitter)でも告知しましたが、10/8開催の第13回マイコン・インフィニット☆PRO-68K(以後MI68)の会場ブース配置図が発表されました。
第13回マイコン・インフィニット⭐︎PRO-68Kの会場ブース配置が発表されました。
— B-Cat Software @ 10/08 MI68 (@BCatSoftware) 2023年9月7日
当サークルは13C-04(矢印の位置)になります。
当日は、MSX2とX68000 ZでCELIAのプレイアブル展示と、「CELIAおかわりっ!for X68000Z」とMSX用同人ハードの頒布を予定しております。https://t.co/LUwsFzpURH#MI68 pic.twitter.com/B43sz9AlUq
第13回MI68の会場レイアウトを公式サイトから引用させていただきました。
中央エリアの中断~下段が一般サークルブースとなっております。
当サークルの配置は、13C-04で、一般サークルブース下段の中央よりやや入口よりになります(入場後、真っ直ぐ進んで左手側にあります)。
さて、ここで一つ訂正とお詫びがございます。
当サークルの展示内容欄には「CELA for MSX2」が既にリリースされた体で書いてありますが、サークル主が業務多忙で進捗が芳しくないため、今回のMI68には間に合わない事が確定してしまいました。延期に次ぐ延期で大変申し訳ございません。
展示物
次の2つをプレイアブル展示する予定です。
MAmidiMEmoのデモ展示は、CELIA for MSX2(開発版)と交互で行います。
大変申し訳ございませんが、CELIA for MSX2(開発版)の準備が間に合わない場合は、プレイアブル展示を取りやめる可能性がございます。
頒布物
次の5つを頒布する予定です。
- CELIAおかわりっ!for X68000Z
- Sound CoreSLOT EX(核スロ) ※
- OPNA SoundCartridge ※
- 似非SCCDisk MAXIMUM キット ※
- MAmi-VSIF for MSX dongle ※
- CASIO MX-10 MSX2 VersionUp KIT ※
※にがHP様からの委託頒布物になります。
CELIAおかわりっ!for X68000Z
BEEP秋葉原様での販売も開始し、大好評を博しておりますX68000 Z (ZUIKI Inc.)用同人ソフト「CELIAおかわりっ! for X68000Z」を頒布いたします。
パズルゲームの金字塔である「倉庫番」(シンキングラビット)、ダイヤモンドブロックを並べるのが気持ちいいアクションゲーム「ペンゴ」(セガ)、昭和世代なら何度もTVCMで見たパーティゲーム「チクタクバンバン」(野村トーイ)。これら3つのゲームに着想を得て1989年にPC-8801mkIISR用の同人ソフトとして誕生したのがCELIAのルーツです。
ゲーム内容はYouTubeでも確認する事ができます(動画は「CELIAおかわりっ!」ですが、本作と内容は一緒です)。
当日の持ち込み本数は多くはありませんので、購入を検討している方はなるべくお早めにお求めください。完売してしまっても、会場(秋葉原UDX)からほど近いBEEP秋葉原店にてお買い求め頂けます。
また、もし会場に来られない方は、BEEP通販部でもお求め頂くことができきます。
Sound CoreSLOT EX(核スロ)
OPLLとPSGを搭載し、上部には2基の拡張スロットを搭載した、非常に珍しいMSX用音源カートリッジです。
カートリッジに内蔵された音源と上部の拡張スロットに挿した音源カートリッジの音は内部でミキシングされてカートリッジ左側面のAudio OUT端子から外部に出力されるため、MSX本体側に特有のノイズに干渉される事なくお手持ちのオーディオ機器で鳴らすことができます。
また、音源まわりの回路は低ノイズをとことんまで追求した設計になっているため、「MSX実機での演奏に拘りつつも低ノイズな音声をレコーディングしたい」といったニーズにも十分に応えられます。
「MSXってそんなにノイズあったっけ?」と思った方は、下記動画(ゆっくりゲーム雑談様の動画)を視聴してみてください。
youtu.be
MSX2のRCA端子やRGB端子から録ったオーディオに「キーン」「ブーン」といったオーディオノイズが乗っていると思いますが、これがMSX本体の回路に起因するノイズです。核スロでは、MSX本体を経由せずにオーディオ信号を出力しており、且つMSX本体からのノイズ干渉を抑えるように設計されているため、オーディオ信号に「キーン」「ブーン」といったノイズが乗らないのです。
OPLL、PSG、スロット#X-0、スロット#X-1のそれぞれに対して独立した音量調整用ボリュームが用意されていますので、音源を搭載したカートリッジを2つ挿した状態で全ての音量バランスを調整することが可能です。
カートリッジにはFlashROMが搭載されており、#X-2と#X-3の2スロットにそれぞれ64kBの容量が割り当てられています(出荷時は#X-2にMSX-MUSIC検出用のダミーROMイメージが書き込まれています)。
スロット#X-3にMAmi-VGMドライバを書き込んでおく事により、MSXのスロットに核スロを挿入し、電源ONで即MAmidiMEmoを利用可能です(MAmi-VSIF dongle for MSXでWindowsと接続しておく必要があります)ので、MAmidiMEmoを使用されている方にもオススメです。
また、2スロット搭載のMSXに挿せば、実質3スロット構成になりますので、同時に複数の音源カートリッジを使いたい方にもオススメです。
こちらはイベント限定頒布品で、頒布価格は15,000円になります。
OPLLを駆使した素晴らしいサウンドを編み出す事で定評のある新田さんも、Sound CoreSLOT EXを使用しておられるそうです。下記ポストの動画でSound CoreSLOT EXのポテンシャルを体験することが出来ます。
OPNA SoundCartridge
海外有志が設計したMakoto互換のOPNA音源カートリッジです。
スペックは次のとおりです。
本機にBIOSは搭載されていないため、BASICのPLAY文で演奏することはできません。Makotoに準拠したソフトウェアを用いて音源を制御してください。主な対応ソフトは次のとおりです。
- VGMPlay MSX ver1.3以降 (Grauw氏)
- MAmidiMEmo (itoken氏)
こちらはイベント特別価格で12,000円になります。
似非SCCDisk MAXIMUM キット
つじかわ氏考案の「似非SCCDisk」上位互換のSRAMカートリッジのキットです。
1MBのSRAMを搭載しており、ファイルシステムをインストールする事によって不揮発性RAMディスクとして使用できます。また、SRAMにはFlashROMのようにROMイメージを書き込んで起動させる事もできます。
Sound CoreSLOT EXやOPNA SoundCartridgeと同様に低ノイズ設計の回路設計ですので、従来のSCC搭載ゲームソフトでは味わう事のできないクリアなSCCサウンドを堪能できます。
本キットにはSCCは含まれておりません。そのため、SCCを搭載したゲームのROMカートリッジを用意し、はんだ吸取り器等を用いてSCCを取り外す必要があります。
SCCを取り外してしまうと、そのROMカートリッジでは遊べなくなってしまいますので、事前にROMイメージをバックアップしておきましょう。キット完成後は、バックアップしたROMイメージを似非SCCDisk MAXIMUMのSRAMに書き込んで遊ぶ事もできます。
こちらはイベント限定頒布品で、頒布価格は10,000円になります。
MAmi-VSIF dongle for MSX
DAWやMIDIシーケンサーからPSGやFM音源を鳴らせるソフトウェアMIDI音源 MAmidiMEmo(itoken氏)には、音源のエミュレーション機能だけでなくレトロPCやレトロゲーム機の音源ICを使って音を鳴らす機能が用意されています。これを実現するために使うドングルがMAmi-VSIF dongle for MSX です。
本機をMSXシリーズ(またはPC-6001シリーズ)のジョイスティックポートに接続し、ドングルのUSB-CポートとWindows PCのUSB 2.0ポートとをUSBケーブルで接続して使用します。
2023年9月の時点でサポートされている主な音源は次のとおりです。
- MSXシリーズ本体内蔵PSG, MSX-MUSIC (OPLL)
- FMPAC (OPLL), Konami SCC / SCC-I
- YAMAHA SFG-01 / SFG-05 (OPM)
- MSX-AUDIO (Y8950)
- Makoto compatible cartridge (OPNA)
- MusicalMemoryMapper (DCSG)
- 似非OPL3-RAM (OPL3)
- PC-6001本体内蔵PSG, PC-6001SR内蔵YM2203 (OPN)
- PC-60m55 cartridge (OPN)
- 似非P6ROM (OPN2)
第13回マイコン・インフィニット☆PRO-68Kの会場では、「Sound CoreSLOT EX」「似非SCCdisk MAXIMUM」「OPNA SoundCartridge」を挿した最強音源構成のMSXを用いてデモ演奏を行う予定です。
これまで、にがHP様の同人音源カートリッジを購入された方も、是非お立ち寄り頂き、MAmidiMEmo+MAmi-VSIF dongle for MSXのポテンシャルをご自身の耳でお確かめください。
こちらはイベント特別価格で2,500円になります。
CASIO MX-10 MSX2 VersionUp KIT
にがHP様のご厚意により、少数ではありますがCASIO MX-10 MSX2 VersionUp KITを頒布する事になりました。
CASIO MX-10 MSX2 VersionUp KITは、CASIO MX-10をMSX2相当にバージョンアップするためのキットになります。このキットを使ってMX-10を改造する事により、世界最小・最軽量のMSX2を作る事ができます。
Before | After | |
SYSTEM | MSX1 | MSX2 |
ROM | MAIN-ROM 32kB |
MAIN-ROM 32kB SUB-ROM 16kB USER-ROM 80kB |
RAM | 16kB | 4096kB |
VDP | TMS9118 | V9938 |
VRAM | 16kB | 128kB |
OUTPUT | C.VIDEO AUDIO CMT RF |
C.VIDEO AUDIO RGB S.VIDEO (Option) |
こちらはイベント特別価格で13,000円になります。
次に委託頒布する保証はありませんので、MI68で購入できなかった人は、家電のケンちゃんで購入する事をお奨めいたします。
VersionUp KITの詳細な情報を知りたい方は、にがHP様のウェブサイトを御覧ください。
さいごに
「CELIA for MSX2の初売りはマイコン・インフィニット☆PRO-68Kで」と考えて頑張ってきましたが、間に合わせることが出来ず、大変申し訳ございません。
11月23日開催のRETRO GAME SUMMIT(大田区産業プラザPiO)での初売りを目指して絶賛開発中です。
当日までに何パーセントの完成度になるかはお約束できませんが、マイコン・インフィニット☆PRO-68Kでお披露目できるように頑張ります!